専門職×女子~3DCG業界で働く先輩ガールズにインタビュー~

憧れの業界で働く先輩インタビュー。アニメーターの魅力や学生時代について聞いてみました
憧れの業界で働く先輩インタビュー。アニメーターの魅力や学生時代について聞いてみました
高校卒業後、3DCGの技術を学ぶため愛媛県から神戸の専門学校へ進学した鈴木さん。卒業後は憧れの株式会社アニマに入社し、現在は「アニメーター」を担当しています。
会社前にて
アニメや映画、遊技機、PV、CM等に登場する、3Dキャラクターの体、顔、髪の毛、服といった”揺れもの”に動きをつけるお仕事のこと。
キャラクターに1から命を吹き込んでいくのがとてもワクワクして面白い。思うようにできず壁にぶち当たることも多々あるけれど、その苦労の大きさ以上に達成感や充実感、やりがいを感じられるのが魅力なんだそうです。
学生スケッチページ
このアニメーターという仕事には映像に関する知識だけでなく、創造力、観察力、人体構造の理解が必須。
学生の間に「CGが使われている作品だけでなく、”さまざまな作品を鑑賞すること”、”人がどのように動いているのかを常時観察し、空いた時間にポーズドローウィングをすること”をやっておいたほうが良いですよ」と、自分の実感も交えて語ってくれました。
鈴木さん学生時代の作品
入社1年目から活躍している鈴木さんですが、専門学校に入学した当初のスキルはパソコンで文字を打てるくらいのレベルで、3DCGについては全くの初心者だったそう。
それが入学後、CGソフトの使い方からモデリング・アニメーションといった基礎の部分を徹底的に教わり、一人で作品を完成させられるように!今の仕事でも、そこで学んだ基礎の部分がとても役に立っていると実感しているそうです。
作品指導を受ける鈴木さん
学校は業界との連携を強く推進しており、在学中に「作品指導会」として、企業から直接指導を受けられるチャンスも。厳しくも的確なプロからのアドバイスにより、技術面と精神面どちらも鍛えられる、学生にとってはまたとない貴重な機会です。
在学中、クラブ活動の女子部にも所属し、イベントスタッフや留学生との交流などさまざまなことに積極的に取り組み、自分の世界を広げていった鈴木さん。
女子部メンバーと
”SIGGRAPH ASIA 2015神戸大会”では公式ボランティアとして英語での案内にチャレンジ。
このボランティアで今の勤務先の社長と出会い、絶対ここに入社したい!と心に決めたんだそう。入社試験も簡単ではありませんでしたが、諦めずに何度もアタックし、見事内定を獲得。
SIGGRAPH ASIA 2015会場にて
最後に、就活や業界をめざす皆さんに向けて「どんなことにでもチャレンジして、沢山失敗して沢山学んでいって欲しい。その経験は就職後、必ずどこかで活かされる。就職活動中は辛いことも多々あると思いますが、諦めないで前に前に進んでいってください!」と、彼女らしい力強いエールをもらいました。
学科:3DCGアニメーション
卒業年:2017年3月
出身校名:愛媛県 新居浜東高等学校
株式会社アニマ
1997年に設立されたアニメーションスタジオ。
ハイクオリティなCG映像を中心に、オリジナル作品も手掛ける。
社員教育のため、様々な社内セミナーを実施しているほか社内にモーションキャプチャスタジオも備えており、「Star Guardians」などの海外の案件も受託している。