神戸×女子のお気に入りを発信

学校法人 コンピュータ総合学園 神戸電子専門学校 TOP

専門職×女子~有名アニメ作品の制作進行として活躍する先輩ガールズにインタビュー~

専門職×女子~有名アニメ作品の制作進行として活躍する先輩ガールズにインタビュー~

憧れの業界で働く先輩インタビュー。アニメ制作進行の魅力や学生時代について聞いてみました。

憧れの業界で働く先輩インタビュー。アニメ制作進行の魅力や学生時代について聞いてみました。

世界的テレビアニメ「ドラえもん」で制作進行を務める立花さん。
作品の制作工程を管理する大変な仕事ですが、担当した話数が放映され、自分の名前が流れるのを見ると、嬉しさと感慨深さでいっぱいになるそうです。


誰もが知っているアニメに携わり
両親にも見てもらえるのが嬉しい

入社してからテレビアニメのドラえもんを担当し、昨年10月からは映画ドラえもんの制作進行をしています。
主な仕事内容は、作画等を担当する現場の皆さんのスケジュール管理ですが、メール確認や届いた原稿をデータで保存するといった事務作業、アフレコやダビングの現場に参加するなど、制作工程の現場に出ることも多いです。

最初、何もない真っ白な状態だったのが、キャラに声が吹き込まれ、絵が動き出し、作品として完成し、OAされて自分の名前が流れていくのを見ると「ああ自分が手がけた作品だな」と感慨深く思います。

年代問わず有名な作品なので両親や親戚にも見てもらえるし、「名前が出ていたよ」という連絡をもらった瞬間は頑張ってよかったと思いますし、一番やりがいを感じる時でもあります。


アニメ業界の経験をもつ教員の
熱血指導やアドバイスが今に生きている

高校卒業後に進学した専門学校では、ひとりでアニメーションが作れるまで成長できました。
進学の決め手はオープンキャンパスで会った先生です。アニメ業界で働いた経験があり、業界の長所だけでなく短所も教えてもらったことで信頼できる学校だと思いました。

その先生からアニメの技術に加え業界で働くためのビジネスマナーまで、とても熱くとても厳しく指導を受けました笑。それが今、一番役立っていると思います。

もともと作画希望だった私が制作進行を目指すようになったのも、その先生のアドバイスです。
進級制作でチーム制作をするうちに、黙々と絵を描くことよりも人とコミュニケーションを取るのが楽しくなり、クラスリーダー的な感じで立ち回ることが増え、先生から制作進行が合っていると提案されたのがきっかけです。


プロとしての意識に加え
社会人基礎力やビジネスマナーも大切

在学中に受講したアニメ会社のセミナーでは、制作に対する情熱や取り組む姿勢、意識の高さなど全てにおいてプロと学生との圧倒的な差に気づかされました。実際にアニメ制作に携わっている人から話を聞ける機会はなかなか無いので、皆さんもチャンスがあればぜひ参加しましょう。


プロから直接アドバイスをもらえる貴重なセミナー

もしできるなら、入学前から社会人基礎力を普段から意識して実践するようにして、自然と身についていくような生活を心がけましょう。そして背景のある絵を描いたり、パースを勉強しておいてください。

制作進行を目指すのであればビジネスマナーを身につけておくと良いです。作画であれば背景がある絵をたくさん描いたり、日常生活で見る風景のデッサンをやっておくと良いと思います。


アニメ業界を目指す後輩の皆さんへ

初めの1年は本当に辛いです、辞めたいと思う瞬間は絶対にあると思います。
ですがここを乗り越えれば出来る事も増え、やりたい事も見つかるので、最後まで諦めずに頑張ってください。
そのためにも気分転換の方法を多数見つけておくことをお勧めします。


同じ専門学校出身の後輩も一緒に働いています

<プロフィール>
立花 優奈 さん
勤務先:シンエイ動画株式会社
職種:制作進行
卒業学科:神戸電子専門学校 デジタルアニメ学科
卒業年:2018年
出身:兵庫県

<勤務先紹介>
シンエイ動画株式会社
『ドラえもん』や『クレヨンしんちゃん』『忍者ハットリくん』『あたしンち』など数々の国民的アニメの制作でお馴染みのスタジオで創立45周年を迎える。
歴史が長いだけでなく、アニメーション制作以外にも作品の国内外への販売やビデオソフト化といったライセンスビジネスもカバーし、新しい分野や新しいビジネスの積極的に取り組んでいる。
https://shin-ei-animation.jp/

<立花さんの携わった作品>
ドラえもん(テレビアニメ版、劇場版)

※掲載内容は全て取材当時のものです。